DVDの後継メディアであるはずのBlu-rayだが、レンタルショップの棚はいつまでたっても広くならないし、販売数もDVDには遠く及ばない。VHSビデオからDVDへの移行はすんなり進んだのに、なぜBlu-rayは普及に手間取ってるの?
2ちゃんねるのスレッド「ブルーレイってどうなの?」の投稿によれば、DVDが登場した時とBlu-rayでは、これだけ条件が異なっているらしい。【ビデオ〜DVD】
・大きいテープ型巻き戻し面倒なビデオから未来を感じさせる。小さい円盤DVDにはインパクトがあった。
・映像が4:3のビデオから16:9へのDVDへと映像変化が顕著。
・ビデオを買うより安いDVD。
・国民的PS2がDVD搭載で爆発的に売れた。ビデオ〜DVDは映画業界全体とレンタル店、国民が受け入れた。DVDを否定する声は少なかった。むしろ大歓迎。
【DVD〜BD】
・ソフトの見た目はDVDとまったく同じディスクでインパクト薄い。
・BDでも相変わらず収録話数が少ない。相変わらずディスク入れ替えの手間がかかる。
・映像は大型HDTVでないとDVDとの違いがさほど変わらない。BDを最大限に楽しむには大型HDTVとBD再生機を買わなければいけない。
・DVDより千円ほど高いBD。
・ビデオ〜DVDしか移行するものがなかった時代と比べ、今は他のメディアやSD、HD動画配信が盛んになってきて必ずしもBDである必要がない。
・期待のBD搭載PS3もPS2のように普及するかといえば、もうほとんど無理。おまけにPS3にはDVDアプコンでDVDが綺麗に見れてここでもBDである必要が薄くなる。PS3でも動画配信開始。
・去年大不況が世界経済を襲いDVDへ移行したようには今回はいかないと危惧する声多数。
確かにDVDを初めて見た時の感動に比べると、Blu-rayはイマイチだったような。みんなもうDVDで満足しちゃってるということなのか……。
(上記より抜粋)
そこまで画質や音質にこだわるヤツなんてそうそういないのに、そっち方面ばかり前面に押し出すからこうなるんだよな。折角、片面一層だけでDVD5枚分になる大容量を実現できたのに、これじゃ宝の持ち腐れもいいとこなワケで。つーか、ブルーレイがHDDVDに勝てたのは、画質よりもディスク一枚あたりの容量の大きさが決め手になったの、忘れたのかと。もっと、画質音質以外でDVDとの差別化を図る道を考えた方がいいだろうね、うん。