2010年06月17日

薄明のアジール




薄明のアジール

五百谷羽衣(いおたに・うい)が幼い頃に父の田舎、久那村で出逢った青年は「この向こうの橋を渡って行くんだよ」と笑って消えた。その向こうに橋などなかったのに、そのままいなくなったのだ。それから十年後、田舎に引っ越して、地元の私立七守学園高校に入学した羽衣は、学校内で「久尾市には、行けないはずの地域がある。時計台のある村にたどり着けば、そこでずっと、幸せに暮らせる」という奇妙な噂が流れた。ただの都市伝説だと思っていたが、実際に行方不明者が出始めて、クラスメートの三嶋鳥子の友人、永合紘美が消えた時、羽衣はある結論に至った。(あの人が向かった場所は、その場所なのかもしれない。そこに行方不明の人間がみんないるんじゃないの?)探せなかった『崖の向こう』を探したい。何が起こっているのか知りたい。羽衣は『時計台の村』と行方不明になった面々を捜そうと決めるのだった……。

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